令和3年度水道事業会計決算の概要
更新日:2022年12月26日
令和3年度水道事業決算の概要を掲載しました。
1 決算の概要
(1)総括事項
令和3年度における総配水量は24,801,399立方メートル、総有収水量は21,979,619立方メートルとなり、有収率は88.62パーセントとなりました。
また、年度末における給水戸数は88,122戸となりました。
なお、有収水量とは料金水量などの料金徴収の対象となった水量です。
有収率は有収水量を給水量で除したもののことをいいます。
(2)建設改良事業
令和3年度においては、東部浄水場電気設備の改修工事や吉岡配水場の施設の改修工事に着手しました。また、拾六間、上奈良、津田、久保島、玉作、小八林、箱田、宮町、東別府、上之、石原、妻沼、見晴町、津田新田、万吉、戸出、平戸地内等の老朽管を改良するとともに、問屋町、久保島、石原、曙町、佐谷田、新堀、三本、千代地内及び区画整理地内などに配水管等を布設して、有収率の向上及び安定給水の確保のため管網整備等を図りました。
(3)決算の状況
収 入 |
支 出 |
差引額 |
|
---|---|---|---|
収益的収支 | 4,530,192 | 3,558,014 | 972,178 |
資本的収支 | 1,066,783 | 3,181,595 |
△2,114,812 |
収益的収入と収益的支出の差額によって、当年度純損益が求められます。
令和3年度は9億7,217万8千円の当年度純利益を計上しました。
また、資本的収入(翌年度へ繰り越される支出の財源に充当する額 2億3,600万円を除く。)と資本的支出の差額である資本的収支の不足額は23億5,081万2千円となりました。
この不足額は、過年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,696万4千円、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1億6,660万円、減債積立金2億円、過年度分損益勘定留保資金19億6,724万8千円で補填しました。
なお、収益的収支は消費税抜きの金額、資本的収支は消費税込みの金額です。
2 収益的収支(水道水を送り届けるための収支の決算)の内訳
金額(千円) |
割合(パーセント) |
|
---|---|---|
水道料金 | 4,014,232 | 88.6 |
その他の収入 | 515,960 |
11.4 |
収益的収入 計 | 4,530,192 | 100.0 |
収益的収入は営業収益と営業外収益及び特別利益で構成されておりますが、その主な収益は水道料金です。
そのほか、消火栓の維持管理等に関する負担金、下水道使用料徴収受託料、預金や有価証券の利息等により構成されています。
金額(千円) | 割合(パーセント) | |
---|---|---|
施設などの償却費 | 1,684,723 | 47.3 |
施設を維持し水を送り届けるための費用等 | 1,188,924 | 33.4 |
県水の購入費 | 500,913 | 14.1 |
借入金等の支払利息 | 183,454 | 5.2 |
収益的支出 計 | 3,558,014 | 100.0 |
収益的支出は営業費用、営業外費用及び特別損失で構成されておりますが、その主な費用は施設などの減価償却費や施設を維持し水を送り届けるための費用等です。
施設を維持し水を送り届けるための費用等には、浄水場の維持管理や修繕等に係る経費、配水管の維持管理及び給水に関する経費、水道料金の賦課徴収に関する経費等が含まれています。
そのほか、県水の購入費や借入金等の支払利息により構成されています。
3 資本的収支(施設を整備・改良するための収支の決算)の内訳
金額(千円) | 割合(パーセント) | |
---|---|---|
国などからの借入金・補助金ほか | 565,000 | 53.0 |
加入者分担金 | 151,459 | 14.2 |
配水施設設備工事などの負担金 | 152,324 | 14.3 |
一般会計からの出資金 | 198,000 | 18.5 |
資本的収入 計 | 1,066,783 | 100.0 |
資本的収入は一般会計からの出資金、企業債と呼ばれる国などからの借入金や補助金、配水施設設備工事などの負担金及び加入者分担金で構成されています。
水道の施設や管路は長期間に渡り使用するため、企業債を借り入れ、その返済を一定期間で行うことで、世代間負担の公平化を図っています。
配水施設設備工事の負担金は、区画整理事業や下水道布設工事等により既設の管路を移設する場合などに要した費用を負担金として受けるものなどです。
加入者分担金は新規に水道を引き込むときに負担していただく負担金です。
金額(千円) | 割合(パーセント) | |
---|---|---|
浄水場、配水場などの整備、配水管の布設、古い施設の改良などの工事費用 | 2,517,458 | 79.1 |
借入元金の返済 | 664,137 | 20.9 |
資本的支出 計 | 3,181,595 | 100.0 |
資本的支出は浄水場、配水場などの整備、配水管の布設、老朽化した施設の改良などの工事費用や借入元金の返済で構成されています。
令和3年度は「1 決算の概要」の「(2) 建設改良事業」に記載したとおり、東部浄水場電気設備の改修工事や吉岡配水場の施設の改修工事に着手するとともに、市内各地の老朽管の改良、配水管等の布設に取り組みました。
決算書についてはこちらからご覧ください
令和3年度熊谷市水道事業会計決算書(PDF:5,526KB)
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