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家族みんなで防災会議 火災編

更新日:2013年9月2日

万一、火災が起こった場合、お年寄りの避難はどうするのか、貴重品の持出し方法など、各自の役割分担や決まりごとなどを話し合っておくといいでしょう。また、地域で行う防火訓練などには家族みんなで参加し、消火器の使い方などを学んでおくことが大切です。

火災での注意事項

火災で怖いのは炎より煙です。煙の成分には有毒ガス(一酸化炭素や塩化水素など)が多く含まれているため、吸い込むことで中毒死に至ったり、身体のマヒ等で避難行動ができなくなってしまうことがおおいのです。

1.煙の性質を知っておこう

 煙のスピードは横方向に毎秒約1m、上昇時には、毎秒約3~5mといわれています。想像以上の速さで煙は広がりますので、すみやかな避難が大切です。

2.避難はできるだけ姿勢を低くして

 煙は上方へ上がる性質があるため、下の方が煙は薄く空気が残っている可能性があります。そのためできるだけ姿勢を低くして避難しましょう。

3.濡らしたタオルやハンカチなどで口や鼻を覆(おお)う

 水分は煙を吸収し、有毒ガスを薄める効果があります。また、熱さから顔を守るためにも重要です。

お年寄りや病人を火災から守りましょう。

いざというとき一人では安全に避難できないお年寄りや病人、体の不自由な人などを火災から守るには、家族をはじめ、地域ぐるみの助け合いが不可欠です。

火災から避難するポイント

服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く避難する

貴重品などは一ヶ所にまとめておき、すぐに持ち出せるようにしておきましょう。

一度逃げたら絶対に戻らない

一度避難をしたあと、貴重品などを取りに戻って帰らぬ人となるケースが後を絶ちません。逃げおくれた人などがいる場合は、近くの消防隊に知らせ救助を待ちましょう。

エレベーターは使用しない

中高層住宅などの場合、避難にエレベーターの使用は厳禁です。故障の可能性が高いうえに、エレベーターの通路は煙の通り道になってしまうからです。

お年寄り、子ども、病人などの避難を最優先させましょう

お年寄りなどは自力で避難するのは困難です。家族や周囲の人が協力し助けだすようにしましょう。

火災の初期活動三原則

早く知らせる

火事を見つけたらまず周囲の人に知らせる。大声がでなければ、手近くにある鍋ややかんをたたき異変をしらせる。
小さな火でも119番に通報する。当事者は一刻も早い消火活動を行い、通報は近くの人に頼む。

早く消火する

出火から3分以内が消火できる限度。(天井に燃え広がったら手がつけられない)

早く逃げる

火が天井に燃え広がったら、いさぎよく消火をあきらめ避難する。
避難するときは延焼を防ぐため、燃えている部屋の窓やドアを閉める。(空気を絶つ)

火の用心七つのポイント

家のまわりに燃えやすいものを置かない

放火による火災も後を絶ちません。家の周りに燃えやすいものを置かない。ごみは収集日の当日に出すなど、放火犯に狙われにくい環境づくりが大切です。

寝たばこやたばこの投げ捨てはしない

建物火災の出火率の1割がたばこです。「火源の転倒、落下」「投げ捨て」により出火するケースが目立ちます。
1.喫煙所を決めておく。
2.灰皿には水を入れておく。
3.必ず火を消すなどたばこは慎重に扱いましょう。

天ぷらを揚げるときは、その場を離れない

コンロからの出火原因のほとんどが消し忘れです。その場を離れるときは必ず火を止めましょう。

風の強いときは、たき火をしない

たき火による火災も少なくありません。風の強いときは行わないなど、十分な注意が必要です。

子供には、マッチやライターで遊ばせない

子供の手の届くところにマッチやライターを放置しないこと。花火の際には必ず水の入ったバケツを用意する。また、子供には火の怖さを徹底して教えておきましょう。

電気器具は正しく使い、たこ足配線はしない

電気器具は使用説明書などをよく読んで、正しい使い方を心がけます。使用後は、プラグを抜いておく習慣をつけましょう。

ストーブには、燃えやすいものを近づけない

ストーブを洗濯物の乾燥機代わりに使用したため出火するケースが目立ちます。ストーブを本来の目的以外に使用するのは厳禁です。またストーブの周辺は常に整理整頓し燃えやすいものを近づけないようにしましょう。

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熊谷消防署
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