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平成26年8月 都市建設常任委員会 (新潟県長岡市 市役所のまちなか移転と中心市街地のまちづくり、富山県富山市 市街地再開発事業とまちなか居住推進事業について) 

更新日:2014年9月26日

都市建設常任委員会では、8月19日・20日の2日間にわたり行政視察を行いました。

参加者
委員長 守屋 淳、副委員長 山田 忠之
委員 松浦紀一、富岡信吾、福田勝美、新井正夫、新井清次

8月19日 新潟県長岡市

 初日には新潟県長岡市を訪問し、「市役所のまちなか移転と中心市街地のまちづくり」について視察しました。
 長岡市の中心市街地の活性化に向けた施策においては、「商業に過度に頼らないまちづくり」を特徴とし、郊外にあった市役所機能やさまざまな都市機能を中心市街地へ再集積するための取り組みを進め、その中で、JR長岡駅前に、ホールなどの公会堂機能や総合窓口業務機能と議会のある市役所本庁舎、5千人収容可能のアリーナ、屋根つき広場の「ナカドマ」が一体となった全国初の市民協働・交流の複合型施設「アオーレ長岡」を平成24年4月にオープンしました。
 施設の中心となるナカドマでは、平成25年度には505件のイベントが行われ、約80万人もの集客があったとのことでした。視察当日も、多くの人が訪れており、自然と人が集まる賑わいの場として利用されている様子を見ることができました。  
 また、JR長岡駅前の大手通りを中心とした再開発事業により建設された数カ所のビルの中に、市役所機能をあえて分散配置し、中心市街地全体で市役所機能を担う「まちなか型市役所」を展開し、「ついで効果」による回遊性やまちなかの賑わいの創出を実現していました。

8月20日 富山県富山市

 翌20日には富山県富山市を訪問し、「市街地再開発事業とまちなか居住推進事業」について視察しました。
 富山市は、「コンパクトなまちづくり」を基本方針とし、第1期中心市街地活性化基本計画は、全国第1号として平成19年2月に国の認定を受けております。市街地再開発事業は、昭和51年から18地区で実施され、現在も5地区が事業中であり、来年3月に決定した北陸新幹線開業に向けた駅前広場再開発など、町なかには都市としての活気があり、現地見学で案内された、商業施設として再開発された総曲輪通り南地区と駐車場と商業施設として再開発された西町・総曲輪地区との間に整備された「グランドプラザ」は、積雪寒冷地の気候に配慮した全天候型の屋根つきの多目的広場で、賑わいの核となる施設として市の事業で整備され、年間81.9%、日曜日は100%の利用率で、多くのイベント等が開催されているとのことでした。
 また、まちなか居住推進事業は、中心市街地を都心地区に、富山駅を中心とした公共交通軸周辺を公共交通沿線居住推進地区に設定し、その地区への居住を誘導・推進するため、事業者が行う共同住宅建設への補助や、市民の住宅の建設・購入への補助、賃貸で入居する市民に対する助成を実施し、都心地区では平成20年度より転入超過に転換し、公共交通沿線居住推進地区では転出超過が減少傾向に向かうなど、実際に中心市街地の人口減少に対する効果が現れているとのことでした。

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