このページの先頭です
このページの本文へ移動
  • くらし
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 施設案内
  • 市政情報
  • 観光・イベント
サイトメニューここまで


本文ここから

秋の薬草

更新日:2019年7月8日

 現在の太陽暦では秋は9月から11月までですが、旧暦では立秋から立冬前後を指します。今はもう12月、俳句の世界では仲冬ちゅうとうであり、師走です。季節外れになってしまいますが、平成27年4月号で春、28年12月号で冬、30年8月号で夏の薬草を紹介させていただきましたので、ここでシリーズ最終回として秋の薬草について紹介させていただきます。
 万葉集に山上憶良やまのうえのおくらの秋の七草を詠んだ歌として、

  萩の花尾花をばなくずばななでしこの花女郎花をみなへしまたふぢばかま朝貌あさがほの花

があります。(朝貌はキキョウの古名又は木槿むくげとの説があります。)驚くことに、七草の大部分が薬草なのです。
 葛は、太くなった根(良質のデンプン)を夏から秋にかけて堀り、細く切り刻み、日干しにして用います。この葛粉を熱湯に溶かしたものが葛湯で、風邪などで寒気を感じた時に体を温めてくれます。漢方で有名な葛根湯かっこんとうの構成成分の一つです。
 尾花(ススキ)は、根茎を解熱や利尿に用います。瞿麦(ナデシコ)は、その種子をむくみや小便不利のときに消炎利尿剤として用いられ、民間療法的には膀胱炎ぼうこうえんなどに応用されます。女郎花(オミナエシ)は、根を解毒、排膿、消炎、利尿などに1日量5グラムから10グラムを煎じて服用します。藤袴(フジバカマ)は、全草を煎じ、糖尿病や胃腸虚弱に用います。桔梗(キキョウ)は、根を桔梗根と言い、去痰きょたんに使われます。漢方では、桔梗湯として喉の痛みに効果があります。

  一つ家に遊女も寝たり萩と月(松尾芭蕉)
  をりとりてはらりとおもきすすきかな(飯田蛇笏だこつ
  葛の葉の吹きしづまりて葛の花(正岡子規しき
  撫子なでしこや堤ともなく草の原(高浜虚子)
  ひょろひょろとなお露けしや女郎花(松尾芭蕉)
  藤袴手に満ちたれど友来ずも(橋本多佳子)
  かたまりて咲きし桔梗の淋しさよ(久保田万太郎)

 七草の他にも菊、枸杞くこりんどう銀杏いちょう通草あけび美男びなんかずらなど、取り上げたい薬草は沢山あります。薬草に興味のある方は、かかりつけ薬局にて薬剤師に尋ねてみてください。
熊谷薬剤師会 関口 秀雄

このページについてのお問合せは

健康づくり課
電話:048-528-0601(直通) ファクス:048-528-0603

この担当課にメールを送る

本文ここまで

ページの先頭へ

以下フッターです。

熊谷市役所

〒360-8601 埼玉県熊谷市宮町二丁目47番地1

電話:048-524-1111 FAX:048-520-2870

開庁時間:月曜から金曜まで(8時30分から17時15分まで)

Copyright © Kumagaya City. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る