このページの先頭です
このページの本文へ移動
  • くらし
  • 子育て・教育
  • 健康・福祉
  • 施設案内
  • 市政情報
  • 観光・イベント
サイトメニューここまで


本文ここから

強迫性障害について

更新日:2019年7月8日

 聖徳太子は複数の人の話を同時に聞いて理解したと言われますが、本当でしょうか。普通、我々はその一瞬一瞬に、ほんの僅かなことしか把握できません。よく見えているのは視野の中心部分だけですし、雑踏の中で聞き取れるのは、ほんの僅かな言葉です。このように、非常に狭い感覚と意識を駆使して、それらを次々に切り替えることによって、不確実な世界の中でなんとか行動しているのが、我々です。
 ところが、もし何か一つのことにとらわれ、切り替えが困難になるとどうなるでしょうか。同じ思考や行動を繰り返すことになります。この状況で生活に支障を生じたものを「強迫性障害」といいます。
 よくある例は戸締まり。普段、無意識に鍵をかけますが、ふと心配になった経験は誰にもあると思います。大抵はそれきりで済みますが、日常化すると少し大変です。繰り返しドアノブを回したり、鍵を抜き差ししたり、ついには何度も家にも戻って確認し、不安のため外出が困難になることもあります。
 また、手の汚れを気にして、過剰に洗う人も珍しくありません。一般に手指を清潔に保つのは良いことですが、手が荒れて化膿するまで洗ってしまい、時間を費やした上、清潔からも遠ざかっているのはナンセンスです。ほかにも、物の位置、日常の行動の順序、数字などジンクスや縁起へのこだわり、人に危害を加えていたら・・・などの心配などをする人もいます。
 しかし一方で、強迫性障害の方は、自分のこだわりや振る舞いが無意味であり、おかしなことをしているとの自覚を持っています。ですから基本的に強迫性を隠そうとします。
 自覚があるのなら辞めればいいのですがそう簡単ではありません。不安が強くなるため強迫を中断して、意識を切り替えることは困難です。脳内神経伝達物質であるセロトニン・ドパミンの働きの問題が示唆されています。薬物治療が有効な場合も少なくありません。
 強迫的な思考や行動は、本来の目的からかけ離れてしまっているので、目的本位の原点に立ち返り、あえて不安な状況でも強迫行動を取らないで持ちこたえることも効果があると思われます。

熊谷市医師会 中江 雅人

このページについてのお問合せは

健康づくり課
電話:048-528-0601(直通) ファクス:048-528-0603

この担当課にメールを送る

本文ここまで

ページの先頭へ

以下フッターです。

熊谷市役所

〒360-8601 埼玉県熊谷市宮町二丁目47番地1

電話:048-524-1111 FAX:048-520-2870

開庁時間:月曜から金曜まで(8時30分から17時15分まで)

Copyright © Kumagaya City. All rights reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る