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第9回特選・入選作品

更新日:2020年12月1日

 「写真俳句」とは、熊谷市出身の作家・森村誠一氏が提唱する、写真と俳句・川柳などを組み合わせた新しい表現手法です。熊谷市では、平成24年度から~作家・森村誠一が選ぶ~くまがや「写真俳句」コンテストを開催し、今年で9回目となりました。

 国内では北は北海道から南は宮崎県、海外はアメリカ・ニューメキシコ州から、また年齢は下が6才から上は91才まで、2339作品の応募をいただきました。

 この中から森村誠一氏、写真俳句連絡協議会の選考を経て特選5作品(うち熊谷賞1作品)、入選20作品(うち熊谷賞3作品)が決定しました。

 受賞された皆様、おめでとうございます。

 森村氏は「写真で記録、俳句で記憶、写真俳句は日常から始まる」とおっしゃっています。

 これを機会にみなさんも「写真俳句」をはじめてみませんか。

受賞作品について次の日程で入賞作品展示を行います

入賞作品展示

会場:熊谷市立文化センター1階市民ギャラリー(熊谷市桜木町2-33-2)JR熊谷駅南口から徒歩4分

日程:令和2年12月5日(土曜日)から12月13日(日曜日)9時から17時まで

休館日:月曜日

表彰式

表彰式につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止とさせていただきます。ご了承ください。

特選受賞作品

一般の部

破羽の身で命つないで彼岸まで
(田村雅彦さん 千葉県酒々井町)
森村先生評:赤い花いずこへ飛びつ命染まりて

しろつめに幼き我の揺れる影
(水野あおいさん 岐阜県瑞浪市)
森村先生評:揺れる影空まで揺れて雲遅し何処に行くか雲の旅

〈熊谷賞〉
星川にひとりぼっちの秋の月
(齋藤晶子さん 熊谷市)
森村先生評:美しき輝く月、さかのぼりつつ魂生きて

君想い歩く家路の天気雨
(島田実優さん 埼玉県春日部市)
森村先生評:天気雨歩く家路に美しい空、雲を追いつつ家近し

ジュニアの部

白いなみかわりばんこにおにごっこ
(池田智香さん 熊谷市)
森村先生評:広い海の狭い波打ち際を子供の視点で上手く描けている

入選受賞作品

一般の部


暮の秋悩み聞きゐる大き耳(堀ノ内和夫さん 奈良県奈良市)


サギ戻り塒いざなう入日影(津久井克美さん 静岡県掛川市)


〈熊谷賞〉夕富士に家路見守られ久下の橋(斉藤積雄さん 熊谷市)


タイ結ぶ爺から孫へ入学祝い(河邊知美さん 熊谷市)


天敵に追われ子つばめ仮住まい(半田ヒデさん 埼玉県行田市)


軒先に目隠し代わりの柿簾れ(半田充右さん 埼玉県行田市)


〈熊谷賞〉秋の灯やポストとつなぐ中仙道(古澤佳子さん 埼玉県東松山市)


希有のとき天使降臨虹の丘(柴山洋さん 神奈川県横浜市)


〈熊谷賞〉田園に瞳輝き夏が来る(稲村光さん 熊谷市)


地平より希望の離陸初日の出(竹内孝一さん 神奈川県相模原市)


涼風を連れて夏空駆ける君(立花真央さん 埼玉県越谷市)

ジュニアの部


うちの犬せんたくものと一体化(高田陽葵さん 熊谷市)


雲の峰鳥と奏でしコンチェルト(新島一澄さん 熊谷市)


夏休み宿題自粛でいいですか?(金子果恋さん 熊谷市)


ひがしずむなつをつれていかないで(寺山陽南さん 熊谷市)


校庭のさくらもさみし休校中(今関奏介さん 熊谷市)


ささぶねで小さなぼうけん楽しむよ(新井結香さん 熊谷市)


ひなツバメゆう気を出してとんでみな(栗原敏さん 熊谷市)


ひまわりも密にならぬと外を向き(菊地心暖さん 熊谷市)


肝試し怖いときだけけんかなし(石川沙奈さん 熊谷市)

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熊谷図書館
電話:048-525-4551(直通) ファクス:048-525-4552

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