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空飛ぶ農機具 ドローンで薬剤散布

更新日:2019年9月13日

国も「スマート農業」を推進しています。

国が策定した「成長戦略(令和元年6月)」では、新たに講ずべき施策として、ロボット、AI、IoT、ドローン等の「スマート農業の推進」を掲げ、2022年度までに現場への実装を進めることとされています。
「ああ、先の話ね」と思っていたら、妻沼地区の若者がドローンを使っているとの情報が舞い込み、早速、現場に駆けつけました。

主人公は、妻沼地区の善ヶ島にお住まいの羽鳥昌幸さん(40才)。

父の急逝を受け、会社勤めから一転、就農し、今年で4年目。米8ヘクタール、麦15ヘクタールを経営する好青年です。就農当初、田の消毒は、軽トラに動力噴霧器を乗せ、重いホースを引いての重労働でした。地区のお仲間4人と研究・相談し、昨年、ドローンを導入しました。
結果は・・・。ドローンの導入、その効果と経費の話も伺いました。

Q.作業の効率は?

10リットルの薬剤を搭載して、5反の田んぼで、散布は12分くらいでできます。2時間もあれば、1.5ヘクタールに散布できます(バッテリー交換や移動を含む)。時間にして、動力噴霧器の3倍早く、なにより、体が「楽」です。調子に乗って、農薬散布の作業受託を考えています(笑)。

Q.産業用ドローン自体の価格は?

無人ヘリコプターは1台1,300万円。ドローンは、120万円(10キロ搭載の機種)、15分用のバッテリーが10万円です。

Q.ドローンを飛ばすには免許が必要ですか?

はい。産業用ドローンを操縦するには、免許が必要です。私は、籠原のスカイテックで免許を取得しました。取得には、7日間の受講と20万円位の経費が必要となります。

羽鳥さんのドローンは、翼を広げると2メートル四方。思ったほどの騒音もなく、キューンと飛び上がるドローンの姿に「手に届く未来」を予感しました。羽鳥さんの挑戦に熱いエールを送ります。

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